シートは座り心地とデザインのどちらを優先して選ぶべきか

赤いハーレー

世界中に数多くの愛好者がいるハーレーの魅力の一つは、パーツを交換して自分なりの1台を作り上げることができるという点にあります。交換できるパーツは多岐にわたりますが、なかでも交換によって車体全体のデザインを大きく変えられるのがシートです。そのため、デザイン重視でシートを交換する愛好者が多いのですが、ここで注意しなければならないのはシートが変わるとハーレーに乗ったときの座り心地に影響を及ぼすということです。せっかく格好のいいシートを装着しても、座り心地が悪くなって、あまり乗らなくなってしまっては本末転倒です。そのため、シートを選ぶ際には、実際に座ってみて違和感がないかどうかを入念にチェックしてから購入するようにした方がよいでしょう。

もっとも、ほとんどのシートは乗り手のことをしっかりと考えて設計されているため、座り心地に差があるといってもそこまで不快に感じるようなものはそれほど多くはありません。そのため、まずはデザインを重視して自分の好みに合いそうなものをいくつかピックアップしたうえで、それらの中からもっとも座りやすいと感じるものを選択するようにするのがおすすめです。

なお、シートの座り心地は、主にクッション性と足つき性によって決まってきます。クッション性に優れたシートは、ハーレーに乗っている際の衝撃を吸収してくれるため、座り心地は抜群に良いのですが、その反面、分厚くなりがちです。デザインを重視するのであれば、ある程度は薄めの方が見栄えが良いのですが、そうするとクッション性がやや落ちてくるという点に注意する必要があります。また、足つき性もシートの厚さに左右されます。特に女性の場合は、少し分厚めで足つきの良いシートを選ぶのがおすすめです。